サリエーリ音楽塾 サリエーリ音楽塾 コラム

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食について 1.ベートーヴェンの場合

先日買った本にベートーヴェンの食について記述があった。
私は思わぬところに出てくる食の記事が好きなのだ。

ベートーヴェンはかなりの健啖家だったようだ。

特に好んだ魚料理に「鱈のバターソースジャガイモ添」がある。
じゅる。なんとも美味そうではないか。他にも川魚や牡蠣を食したという。

肉料理も好きで「ほうれん草を添えた炭焼き肉」「仔牛の冷肉」
「ハンガリー風ソーセージ」「油で揚げたソーセージ」、野鳥や山鳥、
他にもパルメザンチーズをかけたマカロニ、ヌードル・スープなどなど。

極めつけは毎週木曜日の献立で、
いつも家政婦が決まった料理を作っていた。
それは、大好物の肉のシチューの中にパンを一緒に煮込み、
鶏卵10個(!)で作ったオムレツ
を添えたものだった。

貧乏のイメージがあったが、どうしてどうして
美味そうなものを多彩に食ってるではないか。

また、コーヒーワイン好きも有名な話だ。

コーヒーは、毎朝一粒も間違えずに60粒を数え、
トルコ製の豆挽きを使って自らいれて飲んでいた。

ワインは、晩年医者に止められていたので氷割りにして飲んでいたが
少しでも病状が良くなるとガブ飲みしてしまっていたようだ。

なくなる直前には出版社からリューデスハイム・ワインが送られたのだが
病状が悪化していて飲めず「残念、残念、もう遅すぎる」という
遺言のような言葉を残している。

料理のほうの再現は簡単ではないかもしれないが、
リューデスハイム・ワインくらいは今度買ってくることにしよう。


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