【コート別勝率】
現役 2010/2/1現在 現役選手にとっては大きく変動するデータであるため参考値扱いとする。
青字の選手は1968年以降の成績。データ不足のため参考値扱いとする。
《ハードコート》 上位10名 ※2009年以降、現役の選手はアウトドアハードのみ
| フェデラー |
83.04% |
| 1 | レンドル | 82.60% |
| 2 | コナーズ | 82.50% |
| 3 | マッケンロー | 80.72% |
| 4 | サンプラス | 80.41% |
| レーバー | 79.75% |
| ジョコビッチ |
79.72% |
| 5 | アガシ | 79.00% |
| 6 | エドバーグ | 78.82% |
| ナダル |
77.94% |
| 7 | ベッカー | 77.39% |
| ロディック |
77.33% |
| 8 | ボルグ | 75.16% |
| マレー |
75.00% |
| 9 | メチージュ | 74.76% |
| 10 | ジーン・メイヤー | 74.36% |
| ヒューイット |
74.07% |

テニス界ではハードコートの大会が最も多い。
このコートは、どのようなプレースタイルの選手でも力が発揮される最も平等なコートだと言える。
ハードコートでの強さは、テニスそのものの強さを表していると言ってもいい。
さすがに強い選手が上位を占めている。
現役のフェデラーが暫定で首位に立っている。
地味に9、10位に入っているメチージュ、ジーン・メイヤーの成績にも注目すべきであろう。
《クレーコート》 上位10名
| ナダル |
91.88% |
| 1 | ボルグ | 85.17% |
| 2 | レンドル | 81.44% |
| 3 | ビラス | 79.63% |
| ローズウォール | 79.51% |
| 4 | ナスターゼ | 77.59% |
| 5 | コナーズ | 77.56% |
| 6 | クレルク | 77.38% |
| レーバー | 77.19% |
| フェデラー |
77.05% |
| 7 | ムスター | 77.01% |
| 8 | オランテス | 76.85% |
| 9 | ビランデル | 76.74% |
| 10 | ケント・カールソン | 76.12% |

ここでのボルグの強さは揺るぎないものだと言える。
クレーは非常に特徴的なコートで、クレーのみを得意とする選手が多く存在する。
それでも、勝率80%に達する例というのは多くない。
ハードコートで上位だった選手がここで登場する例は少ない。
暫定ではあるが現役のナダルが驚愕の90%オーバーを記録しトップに立っている。
勝ち続けている現役選手が高い数値になるというのはわからなくもないが、さすがここまでというのは異常だろう。
フェデラーも77%を記録し、歴代のトップ10に入り込んでいる。
何だかんだであのクレーコートスペシャリスト、ムスターよりも上に来ているのだ。
※クレーコートには、一般的なレッドクレー以外に、グリーンクレーというコートがある。
同じ土のコートなのだが、球足はグリーンのほうがやや速い。
かつては今よりもグリーンクレーの大会が多かった。
速いコートが得意であったコナーズ、マッケンローのクレー勝率が比較的高いのは
グリーンクレーの大会に多く出ていたからだとも言われている。
クレー巧者の名前が多いが、ナスターゼ、オランテス、ビランデルは他のコートでも戦えた選手といえる。
一方、クレルク、ムスター、そしてここでも驚きの登場のケント・カールソンは生粋のクレー巧者だ。
《グラスコート》 上位10名
| フェデラー |
88.00% |
| 1 | マッケンロー | 85.61% |
| 2 | ボルグ | 83.56% |
| 3 | サンプラス | 83.47% |
| 4 | コナーズ | 83.33% |
| 5 | ベッカー | 82.27% |
| ロディック
| 82.14% |
| レーバー | 81.82% |
| ナダル |
81.58% |
| ヒューイット |
80.17% |
| ニューカム | 79.33% |
| マレー |
79.07% |
| 6 | エドバーグ | 78.57% |
| 7 | シュティッヒ | 78.21% |
| アッシュ | 77.46% |
| ローズウォール | 77.30% |
| 8 | レンドル | 76.42% |
| トム・オッカー | 75.21% |
| 9 | ラフター | 74.75% |
| 10 | ビランデル | 74.63% |

マッケンローがボルグを抑えて一位。
しかしボルグも、グラスとクレーが真逆の特性だということを考えれば、驚異的な数値である。
最近はグラスコートの大会が減っていて、ウィンブルドンとその他いくつかしかなくなってしまっている。
そのため、グラスでの勝率はそのままウィンブルドンでの勝率と言えるのかもしれない。
現役のフェデラーがここでも高い数値を出し、暫定1位に達している。
8位のレンドルや10位のビランデルは決してグラス巧者ではないのだが高い成績を収めている。
一方でにキャッシュ、アガシ、イバニセビッチ、クライチェクといった
歴代のウィンブルドンチャンピオンがギリギリランクインしてないのは印象的だ。
《カーペットコート(インドア)》 上位10名 ※2009年以降現役の選手はインドアハードも含む
| 1 | マッケンロー | 84.39% |
| 2 | レンドル | 82.66% |
| 3 | ボルグ | 82.16% |
| 4 | コナーズ | 82.12% |
| マレー |
81.32% |
| 5 | ベッカー | 80.12% |
| アッシュ | 78.47% |
| フェデラー |
77.78% |
| レーバー | 77.62% |
| 6 | サンプラス | 76.60% |
| ロディック |
75.86% |
| ヒューイット |
74.12% |
| ニューカム | 74.04% |
| 7 | カフェルニコフ | 73.66% |
| ナルバンディアン |
72.64% |
| 8 | イバニセビッチ | 71.37% |
| ツォンガ |
71.15% |
| 9 | エドバーグ | 70.82% |
| ジョコビッチ |
70.73% |
| スタン・スミス | 69.60% |
| ローズウォール | 69.05% |
| 10 | ゴットフリード | 68.63% |

カーペットコートはハードコートと比べると、ややバウンドが低くそして球足が速い。
ハード同様平均的なコートだが、若干グラスコート寄りであるといえる。
グラスでも強さを発揮したマッケンローがここでも首位を取り、コート別4部門のうち二冠を達成した。

カーペットを得意とした5位ベッカーの健闘が光っている。
また、カフェルニコフの好成績も驚きといえるのではないだろうか。
意外にも75%を上回っている選手が少ない。
他のコートでは上位10名のほとんどが75%に達しているが、ここでは10位の選手が70%を切っている。
※2009年にATPのカレンダーからカーペットコートが消えたことを受け、
現役選手に関してはインドアハードをこちらに含めることにした。
その結果、データが少なくて参考にならなかった現役のデータがまともなものになった。
現役ではマレーの成績が輝かしい。
《総括》
4種類全てのコートでトップ10に入っているのはレンドル、コナーズ、ボルグの3人。
青色選手ではレーバーが、
現役ではフェデラーが加わる。
3種類でトップ10というのはマッケンロー、サンプラス、ベッカー、エドバーグの4人と
青色選手のローズウォール。
これに現役のナダル、ロディック、ヒューイットが加わる。
2種類でトップ10入りしているのは、ビランデル、
青色のニューカム、アッシュ、
そして現役のマレー、ジョコビッチである。
シュティッヒ、アガシ、ビラス、ナスターゼ、メチージュあたりは1種類のみのランクインだが、
その他のコートでもトップ10次点とも言うべき数字を出しており、
どのコートでも戦える印象を与えることに成功している選手と言えるだろう。
青色のスタン・スミスや現役のナルバンディアン、ツォンガもこれに相当する選手である。
また、1つもランクインしていないが、4種類全てが次点的な位置にいるゲルライティスやタナーもこの系統に分類できる選手だ。
《得意コートでの成績》75%以上
各選手が、最も得意とするコートでどれほど強いか。
| ナダル |
91.88% |
Clay |
| フェデラー |
88.00% |
Grass |
| 1 | マッケンロー | 85.61% | Grass |
| 2 | ボルグ | 85.17% | Clay |
| 3 | サンプラス | 83.47% | Grass |
| 4 | コナーズ | 83.33% | Grass |
| 5 | レンドル | 82.66% | Indoor |
| 6 | ベッカー | 82.27% | Grass |
| ロディック |
82.14% |
Grass |
| レーバー | 81.82% | Grass |
| マレー |
81.32% |
Indoor |
| ヒューイット |
80.17% |
Grass |
| ジョコビッチ |
79.72% |
Hard |
| 7 | ビラス | 79.63% | Clay |
| ローズウォール | 79.51% | Clay |
| ニューカム | 79.33% | Grass |
| 8 | アガシ | 79.00% | Hard |
| 9 | エドバーグ | 78.82% | Hard |
| アッシュ | 78.47% | Hard |
| 10 | シュティッヒ | 78.21% | Grass |
| 11 | ナスターゼ | 77.59% | Clay |
| 12 | クレルク | 77.38% | Clay |
| 13 | ムスター | 77.01% | Clay |
| 14 | オランテス | 76.85% | Clay |
| 15 | ビランデル | 76.74% | Clay |
| 16 | ケント・カールソン | 76.12% | Clay |
| トム・オッカー | 75.21% | Grass |

マッケンロー、ボルグの数値が際立っている。

現役では、ナダルとフェデラーが暫定のワンツーフィニッシュを見せている。
《苦手なコートでの成績》60%以上
続いて、一番苦手なコートでどこまで勝てたかという数値。かなり面白いデータが取れた。
| 1 | コナーズ | 77.56% | Clay |
| レーバー | 77.19% | Clay |
| フェデラー |
77.05% |
Clay |
| 2 | レンドル | 76.42% | Grass |
| 3 | ボルグ | 75.16% | Hard |
| ニューカム | 72.26% | Clay |
| アッシュ | 72.08% | Clay |
| 4 | マッケンロー | 71.95% | Clay |
| ジョコビッチ |
70.73% |
Indoor |
| スタン・スミス | 69.60% | Indoor |
| ローズウォール | 69.05% | Indoor |
| ヒューイット |
68.75% |
Clay |
| 5 | エドバーグ | 68.32% | Clay |
| トム・オッカー | 66.98% | Indoor |
| 6 | ビラス | 66.67% | Indoor |
| ロディック |
66.36% |
Clay |
| 7 | ベッカー | 66.30% | Clay |
| 8 | ゲルライティス | 66.27% | Grass |
| 9 | シュティッヒ | 66.12% | Hard |
| 10 | アガシ | 63.64% | Indoor |
| 11 | ナスターゼ | 63.60% | Indoor |
| 12 | ゴットフリード | 63.57% | Clay |
| 13 | メチージュ | 63.53% | Indoor |
| ツォンガ |
63.16% |
Clay |
| 14 | タナー | 62.66% | Clay |
| ナルバンディアン |
62.59% |
Hard |
| 15 | サンプラス | 62.50% | Clay |
| 16 | ニストロム | 62.16% | Indoor |
| ナダル |
60.32% |
Indoor |
| 17 | クーリエ | 60.17% | Indoor |

コート別で最も苦手がない選手はコナーズだ。それをレンドルが僅差で追っている。
勝率75%以上という驚異的な数字を残しているのはこの二人と3位のボルグの3人だけ。

70%オーバーになるとこれにマッケンローが加わる。
苦手なコートで勝つことが、どれほど大変なのかがよくわかる。

68%台を残している5位エドバーグの成績は特筆すべきだろう。

以下、66%を超えているビラスからシュティッヒまでの選手は大健闘と言える。
その下の10位のアガシになると数字が急に落ちているのが印象的だ。
現役ではフェデラーがクレーでの安定した成績によりレンドルを抜き去った。
コナーズ、レンドル、ボルグと並んで全てのコートで75%の大台に乗せているが。
他の3人が3コートで80%を記録しているのに対し、フェデラーのみは2コートでのみ80%達成となっている。
また、ジョコビッチが今回の集計で70%に到達した。

地味ながら、サンプラスの上に位置するメチージュは、
どのコートでも戦えた選手として往年のファンなら懐かしく思い出す名前だと思う。
ここでもしっかりと顔を出しているのは嬉しいところだ。

60%に達していない数字では、
芝でも土でも勝てる印象のあったイバニセビッチ(58.19%)と
ビランデル(55.56%)が、
より平均的なはずのコートでここまで低いデータになっているのが面白い。

また、全仏優勝者のカフェルニコフ(57.79%)と
準優勝者のコルダ(57.79%)が、
共にクレーを一番苦手としているのは驚きの事実だろう。
クレーコートとグラスコートは相反する特徴を持つので、
それぞれのコートを得意とする選手がもう一方のコートで極端に数字が低くなっているという例も多い。
《低いグラス勝率を持つクレー巧者の例》
| クエルテン | 46.67% |
| ムスター | 41.18% |
| コレチャ | 36.36% |
| ダビデンコ | 31.82% |
| コスタ | 22.22% |
| ベラサテギ | 0.00% |
| ケント・カールソン | 0.00% |
0%の2人のうち、ベラサテギは0勝2敗、ケント・カールソンに関しては試合経験なし!!
《低いクレー勝率を持つグラス巧者の例》
| マレー | 52.63% |
| ラフター | 51.43% |
| クリーク | 48.00% |
| キャッシュ | 40.00% |
| ルゼドゥスキー | 37.04% |
| K・カレン | 33.33% |
| メイヨット | 29.63% |
さすがにハードコートとインドアコートに関してはこれほど極端に苦手だという例はない。
一応インドア勝率0%というデータが1例だけあるが、お察しのとおりケント・カールソンである(当然試合数0)。
※コート種別に関しては【コート種別検証】により詳しい説明を載せているので是非ご参照を!
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