【コート別勝率】

現役 2011/12/31現在 現役選手にとっては大きく変動するデータであるため参考値扱いとする。
青字の選手は1968年以降の成績。データ不足のため参考値扱いとする。

ハードコート》 上位10名 ※2009年以降、現役の選手はアウトドアハードのみ
ジョコビッチ 83.26%
フェデラー 82.67%
1レンドル82.60%
2コナーズ82.50%
3マッケンロー80.72%
4サンプラス80.41%
レーバー79.75%
5アガシ79.00%
6エドバーグ78.82%
ナダル 78.47%
7ベッカー77.39%
マレー 76.56%
ロディック 76.56%
8ボルグ76.54%
9メチージュ74.76%
10ジーン・メイヤー74.36%
   
テニス界ではハードコートの大会が最も多い。
このコートは、どのようなプレースタイルの選手でも力が発揮される最も平等なコートだと言える。
ハードコートでの強さは、テニスそのものの強さを表していると言ってもいい。
さすがに強い選手が上位を占めている。

現役では、2011年注目度MAXのジョコビッチが4%近くの上昇をみせ、一気にトップに踊りでた。
フェデラーも無論歴代最高級で素晴らしい。試合数を見れば本物の記録である。
ジョコビッチには今後もこの数字を維持してもらいたいところだ。
マレーロディックが同じ数字で並んでいるが、小数点以下ではマレーがほんの少し上である。

地味に9、10位に入っているメチージュ、ジーン・メイヤーの成績にも注目すべきであろう。


クレーコート》 上位10名
ナダル 92.77%
1ボルグ85.86%
2レンドル81.44%
3ビラス79.63%
ローズウォール79.51%
4ナスターゼ77.59%
5コナーズ77.56%
6クレルク77.38%
レーバー77.19%
7ムスター77.01%
8オランテス76.85%
9ビランデル76.74%
フェデラー 76.65%
ジョコビッチ 76.15%
10ケント・カールソン76.12%
   
ここでのボルグの強さは揺るぎないものだと言える。
クレーは非常に特徴的なコートで、クレーのみを得意とする選手が多く存在する。
それでも、勝率80%に達する例というのは多くない。
ハードコートで上位だった選手がここで登場する例は少ない。

現役ナダルが驚愕の90%オーバーを記録しトップに立っている。
2011年はジョコビッチ戦で敗退が続き、無敗のクレーキングではなくなってしまったが、それでも依然驚異の数字だ。
もちろんフェデラーも歴代のトップ10に入り込んでいるが、その下にジョコビッチが数字を伸ばしてきている。

クレーコートには、一般的なレッドクレー以外に、グリーンクレーというコートがある。
 同じ土のコートなのだが、球足はグリーンのほうがやや速い。
 かつては今よりもグリーンクレーの大会が多かった。
 速いコートが得意であったコナーズ、マッケンローのクレー勝率が比較的高いのは
 グリーンクレーの大会に多く出ていたからだとも言われている。

クレー巧者の名前が多いが、ナスターゼ、オランテス、ビランデルは他のコートでも戦えた選手といえる。
一方、クレルク、ムスター、そしてここでも驚きの登場のケント・カールソンは生粋のクレー巧者だ。


グラスコート》 上位10名
フェデラー 87.18%
1マッケンロー85.61%
2ボルグ83.56%
3サンプラス83.47%
4コナーズ83.33%
ナダル 82.76%
5ベッカー82.27%
レーバー81.82%
ロディック 80.41%
マレー 80.33%
ニューカム79.33%
6エドバーグ78.57%
7シュティッヒ78.21%
ヒューイット 78.20%
ジョコビッチ 77.55%
アッシュ77.46%
ローズウォール77.30%
8レンドル76.42%
トム・オッカー75.21%
9ラフター74.75%
10ビランデル74.63%
   
マッケンローボルグを抑えて一位。
しかしボルグも、グラスとクレーが逆の特性だということを考えれば、驚異的な数値である。
最近はグラスコートの大会が減っていて、ウィンブルドンとその他いくつかしかなくなってしまっている。
そのため、グラスでの勝率はそのままウィンブルドンでの勝率と言えるのかもしれない。

8位のレンドルや10位のビランデルは決してグラス巧者ではないのだが高い成績を収めている。
一方でキャッシュ、アガシ、イバニセビッチ、クライチェクといった
歴代のウィンブルドンチャンピオンがランク外になっているのは印象的だ。

現役ではお馴染みのフェデラーが暫定1位に達している。
年々数字を下げているヒューイットは今回遂に80%を割ってしまった。そして代わりにマレーが80%に達している。
そして当然といえば当然であろう、ウィンブルドン優勝のジョコビッチがここでも顔を出してきた。


カーペットコート(インドア)》 上位10名 ※2009年以降現役の選手はインドアハードも含む
1マッケンロー84.39%
2レンドル82.66%
3ボルグ82.16%
4コナーズ82.12%
フェデラー 80.31%
5ベッカー80.12%
マレー 78.76%
アッシュ78.47%
レーバー77.62%
6サンプラス76.60%
ロディック 74.14%
ニューカム74.04%
ソデルリング 74.03%
ヒューイット 73.91%
7カフェルニコフ73.66%
ナルバンディアン 72.50%
8イバニセビッチ71.37%
ツォンガ 71.26%
9エドバーグ70.82%
ジョコビッチ 70.27%
スタン・スミス69.60%
ローズウォール69.05%
10ゴットフリード68.63%
  
カーペットコートはハードコートと比べると、ややバウンドが低くそして球足が速い。
ハード同様平均的なコートだが、若干グラスコート寄りであるといえる。
グラスでも強さを発揮したマッケンローがここでも首位を取り、コート別4部門のうち二冠を達成した。


カーペットを得意とした5位ベッカーの健闘が光っている。
また、カフェルニコフの好成績も驚きといえるのではないだろうか。

意外にも75%を上回っている選手が少ない。
他のコートでは上位10名のほとんどが75%に達しているが、ここでは10位の選手が70%を切っている。

※2009年にATPのカレンダーからカーペットコートが消えたことを受け、
 現役選手に関してはインドアハードをこちらに含めることにした。
 その結果、データが少なくて参考にならなかった現役のデータがまともなものになった。

現役ではここでもフェデラーが1位となっている。
ソデルリング、ナルバンディアン、ツォンガなど他のコートには出てこない名前が登場している。
現代においてはある意味特殊なコートといえるのかもしれない。


《総括》

4種類全てのコートでトップ10に入っているのはレンドル、コナーズ、ボルグの3人。
青色選手ではレーバーが、 現役ではフェデラーと、今回新たにジョコビッチが加わった。

3種類でトップ10というのはマッケンロー、サンプラス、ベッカー、エドバーグの4人と
青色選手ローズウォール。 これに現役ナダル、ロディック、マレーが加わる。

2種類でトップ10入りしているのは、ビランデル
青色ニューカム、アッシュ、 そして現役ヒューイットである。

シュティッヒ、アガシ、ビラス、ナスターゼ、メチージュあたりは1種類のみのランクインだが、
その他のコートでも次点とも言うべき数字を出しており、どのコートでも戦える印象を与えている選手と言えるだろう。
青色スタン・スミス現役ナルバンディアンもこれに相当する選手である。
また、1つもランクインしていないが、4種類全てが次点的な位置にいるゲルライティスタナーもこの系統に分類できる選手だ。




《得意コートでの成績》75%以上
各選手が、最も得意とするコートでどれほど強いか。
ナダル 92.69% Clay
フェデラー 87.18% Grass
1ボルグ85.86%Clay
2マッケンロー85.61%Grass
3サンプラス83.47%Grass
4コナーズ83.33%Grass
ジョコビッチ 83.26% Hard
5レンドル82.66%Indoor
6ベッカー82.27%Grass
レーバー81.82%Grass
ロディック 80.41% Grass
マレー 80.33% Indoor
7ビラス79.63%Clay
ローズウォール79.51%Clay
ニューカム79.33%Grass
8アガシ79.00%Hard
9エドバーグ78.82%Hard
アッシュ78.47%Hard
10シュティッヒ78.21%Grass
ヒューイット 78.20% Grass
11ナスターゼ77.59%Clay
12クレルク77.38%Clay
13ムスター77.01%Clay
14オランテス76.85%Clay
15ビランデル76.74%Clay
16ケント・カールソン76.12%Clay
トム・オッカー75.21%Grass

 
ボルグマッケンローの数値が際立っている。

 
現役では、ナダルフェデラーが暫定のワンツーフィニッシュを見せている。




《苦手なコートでの成績》60%以上
続いて、一番苦手なコートでどこまで勝てたかという数値。かなり面白いデータが取れた。
1コナーズ77.56%Clay
レーバー77.19%Clay
2ボルグ75.54%Hard
フェデラー 76.53% Clay
3レンドル76.42%Grass
ニューカム72.26%Clay
アッシュ72.08%Clay
4マッケンロー71.95%Clay
ジョコビッチ 70.27% Indoor
スタン・スミス69.60%Indoor
ローズウォール69.05%Indoor
5エドバーグ68.32%Clay
ヒューイット 68.09% Clay
トム・オッカー66.98%Indoor
6ビラス66.67%Indoor
7ベッカー66.30%Clay
8ゲルライティス66.27%Grass
9シュティッヒ66.12% Hard
ロディック 65.79% Clay
10アガシ63.64%Indoor
ナルバンディアン 63.64% Hard
11ナスターゼ63.60%Indoor
12ゴットフリード63.57%Clay
13メチージュ63.53%Indoor
14タナー62.66%Clay
15サンプラス62.50%Clay
16ニストロム62.16%Indoor
ナダル 61.84% Indoor
デル・ポトロ 61.76% Indoor
17クーリエ60.17%Indoor
ツォンガ 60.00% Clay

   
コート別で最も苦手がない選手はコナーズだ。
それをボルグレンドルの2人が僅差で追っている。
勝率75%以上という驚異的な数字を残しているのはこ3人だけ。


70%オーバーになるとこれにマッケンローが加わる。
苦手なコートで勝つことが、どれほど大変なのかがよくわかる。


68%台を残している5位エドバーグの成績は特筆すべきだろう。

     
以下、66%を超えているビラスからシュティッヒまでの選手は大健闘と言える。
その下の10位のアガシになると数字が急に落ちているのが印象的だ。

 
現役ではフェデラーが安定した成績を見せている。
コナーズ、ボルグ、レンドルと並んで全てのコートで75%の大台に乗せている。
その他に今回の集計で印象的なのはここでもジョコビッチの伸びとヒューイットの降下ということになるだろう。


地味ながら、サンプラスの上に位置するメチージュは、
どのコートでも戦えた選手として往年のファンなら懐かしく思い出す名前だと思う。
ここでもしっかりと顔を出しているのは嬉しいところだ。


 
60%に達していない数字では、
芝でも土でも勝てる印象のあったイバニセビッチ(58.19%ビランデル(55.56%が、
より平均的なはずのコートでここまで低いデータになっているのが面白い。

 
また、全仏優勝者のカフェルニコフ(57.79%と 準優勝者のコルダ(57.79%が、
共にクレーを一番苦手としているのは驚きの事実だろう。

クレーコートグラスコートは相反する特徴を持つので、
それぞれのコートを得意とする選手がもう一方のコートで極端に数字が低くなっているという例も多い。

《低いグラス勝率を持つクレー巧者の例》
クエルテン46.67%
ムスター41.18%
コレチャ36.36%
ダビデンコ33.33%
コスタ22.22%
ベラサテギ0.00%
ケント・カールソン0.00%

0%の2人のうち、ベラサテギは0勝2敗、ケント・カールソンに関しては試合経験なし!!


《低いクレー勝率を持つグラス巧者の例》
マレー59.38%
ラフター51.43%
クリーク48.00%
キャッシュ40.00%
ルゼドゥスキー37.04%
K・カレン33.33%
メイヨット29.63%

さすがにハードコートインドアコートに関してはこれほど極端に苦手だという例はない。
一応インドア勝率0%というデータが1例だけあるが、お察しのとおりケント・カールソンである(当然試合数0)。



※コート種別に関しては【コート種別検証】により詳しい説明を載せているので是非ご参照を!

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