【総合結果】

・今までに見てきた各項目を順位表にし、上位からポイントをつけていく。
・1位は10ポイント2位は9ポイントという具合にで10位まで。(項目により多少の前後あり)
・対象となる選手は【収集データ】に載っている選手で、1973年以降に活躍した引退選手。


【ポイント表】 ← 今までの項目別順位表の一覧


ポイント表の集計結果
 名前ポイントTotal
生涯勝率勝利数GS勝率GS勝利数優勝回数GS優勝回数早期敗退率ハード勝率クレー勝率グラス勝率カーペット勝率タイブレーク得意コート勝率苦手コート勝率連勝記録1位在位週年間勝率
1レンドル997898810939769998137
2コナーズ81081010899677 710589131
3マッケンロー77658578 101081078710123
4ボルグ10 102691031098 98768115
5サンプラス649771067 8598 410 100
6アガシ36594856    3125562
7ベッカー52442344 66454  457
8ビラス48 16   8   4510 652
 エドバーグ2526 335 52626 4152
10ビランデル  33 52 21     1320
11ナスターゼ13  3   7     12219
12ムスター    1   4  5  6  16
13ゴメス           10     10
 シュティッヒ         4 312   10
15クレルク        5     3  8
16クーリエ  1   1    1  13 7
17カフェルニコフ          4      4
18オランテス        3        3
 ゲルライティス             3   3
 イバニセビッチ          3      3
21メチージュ       2         2
 ケント・カールソン 1      1        2
 リオス           2     2
 ラフター         2       2
25ゴットフリード          1      1
26ジーン・メイヤー       1         1

【結果発表】



最強の選手はレンドルであるという結果が出た。


全ての項目でランクインしているただ一人の選手である。
その強さは揺るぎないものだといえるだろう。

しかし、一般にそう思われてないのは何故だろうか。
それは、レンドルという選手が悪役だったからではないだろうか。
常に勝つのが当たり前の選手だった。
毎試合勝つ。決勝に出る。準決勝に出る。
他の選手ならば凄いことだが、レンドルにとっては当然で、周りは気にも留めなかった。

そして、レンドルが負けたときはそれがニュースになった。誰々がレンドルを破ったという具合に。
1985年にベッカーがウィンブルドンで優勝したとき、ベッカーの優勝が語られても、
相手がケヴィン・カレンであったことが語られることはほとんどないだろう。
一方で、1987年にキャッシュが優勝したときは、レンドルを破っての優勝だったことが語られる。
1989年、全仏でのチャンもそうだ。たしかにチャンの奇抜なプレーも凄かったのだが、
同じくフルセットの熱戦となった決勝のエドバーグよりも、4回戦のレンドルのほうが人々に記憶されている。

試しに 百科事典Wikipediaで、レンドルの記述を見てみればわかる。
そこではレンドルがいかに負けた選手であるかが延々と書き連ねられている。
他の選手に対する記述を見ても、たしかに負けたことは書かれているがレンドルほどの扱いにはなっていない。

この仕打ちも仕方の無いことだと言える。
レンドルは、皆が倒すことを目標にしていた選手で、
そのあまりの強さゆえ、倒されることに存在意義があったからだ。

レンドルは、記憶よりも記録に残る選手であり、勝つ選手というより負けない選手だった。
総合のポイントでは1位だが、各項目ごとでは1位がひとつしかないという点がそれを象徴している。
ともあれ、このページ最大のコンセプトであるイワン・レンドルこそが最強であるという根拠は示されたことになった。

※ポイントの設定方法など、ここでの結果はあくまで全くの遊びですのでご理解下さい。これを以って選手の偉大さを云々するものではありません。
 なお、このページは2010年を以て更新を取り止めております。

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