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au-saga's Colum |
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さて皆さん。
いよいよ開幕を迎えてしまいますね
この執筆時点ではまだ開幕されていないのですが、
もうこれからほぼ毎日試合があるんです。
どんどん書かないと追いつかないです。
なので早くも2日目の試合についてプレビューを行ってしまいます。
2日目は
・カメルーンvsアイルランド
・ウルグアイvsデンマーク
・ドイツvsサウジアラビア
の3試合です。
ドイツについては言いたいことが結構ありますが、
とりあえず別の機会に譲ることとしまして、
その他の2試合ですね。
あろうことか!!!
ウルグアイvsデンマーク・・・スカパーでしかやらない!!
イングランドvsアルゼンチンの次に見たい試合だったのに〜
これは非常に悲しいことです。
特にデンマークなんか3試合全部スカパーです。
日本のTV局がデンマークの良さを知らなかったとは嘆かわしい!!!
デンマークの場合は「強さ」じゃなくて「よさ」です。
1次リーグは突破するかもしれないし突破しないかもしれません。
結構強いんですがいつもフランスにコテンパンにやられてます。
でも戦い方がいいんです。結果だけじゃないんです。
だから試合を見ないと意味がないんです。
今回は出てませんがその辺はルーマニアと一緒です。
私はこういうチームが好きです。
ウルグアイもとても楽しみなチームですが、
こちらはフランスとの対戦が放送予定なのでそのときにでも語りましょう。
で、ウルグアイvsデンマークのプレビューは泣く泣く諦めまして、
今回はカメルーンvsアイルランドのプレビューを行いたいと思います。
試合は土曜日の15:30からNHKで放送されます。
この2チームもウルグアイ、デンマークに劣らず注目度の高いチームです。
そして共にいくつか問題を起こしてますね。
まずアイルランドから行きましょう。
キャプテン、ロイ・キーンの離脱について触れない訳には行かないですよね。
ぬくぬくと調整をするチームに「気合が足りん」と不満をぶちまけて
監督はじめフロント全部を非難しまくったせいで
チームに悪影響を及ぼすとの判断から強制送還されてしまいました。
そのキャプテンシーは絶大だと言われていますし(あのドゥンガ以上なのでは?)
プレーの質も高いので離脱はとても痛いところです。
ただ、キーンが離脱したおかげでチーム内に笑顔が戻り、
とてもいい雰囲気になったという報道もあります。
そんなわけでもはや復帰はないのではないでしょうか?
同じポジションには他にもいい選手がいるのですが、
それでもやはりチーム力が落ちるのは事実でしょう。
アイルランドの武器はサイド攻撃です。
ベルギー並の、いやそれ以上のものを持っています。
システムは現在のスタンダード、4-4-2ダブルボランチです。
4人のMFもそれぞれいいのですが
ここでは特に左右のサイドバックを注目としてあげましょう。
特に左。
なんと言っても左サイドバックのイアン・ハートです。
FKの名手で(サイドバックでFKの名手って大好き!)
今大会ではベッカム、レコバと並び最高のキッカーだと思います。
組み立てでも長短織り交ぜたパス、スピードを活かした攻め上がり、
左ハーフのキルベインとの息の合ったコンビネーションと見所満載です。
攻撃についてはリザラス、ロベカルに匹敵する最高級のサイドバックですが、
守備力も考えるとまだ世界最高ではないかもしれません。
しかし注目度は特大です。美しいFKに是非注目してください。
一方の右サイドですがここは最後までレギュラーが決まりませんでした。
しかし、それも人がいないのではなく、逆にいっぱい居すぎたからです。
日本の左と同じですね。
予選ではケリー、カー、リード、フィナンなど様々な選手が試されました。
結局はカーは怪我で離脱、リードも選ばれなかったように思います。
おそらくフィナンがスタメンで来るでしょう。
アイルランド自慢のサイド攻撃を
ベルギーと比べてみるのも面白いかもしれません。
2トップに軽く触れましょうか。
一般にはこちらの方が有名ですからね。
ナイアル・クインとロビー・キーンのスタメンは間違いないと思います。
クインは高さを活かした完全なポストプレイヤー。
足技が特に優れているわけではありませんし、スピードもそうないです。
が、高さは申しぶんなく、アイルランドにとってはそれで充分です。
コンビを組む小柄なロビー・キーンがスピードを活かし、
スペースに走りこむプレーをするので2トップでお互いを補い合っています。
ハートやロビー・キーン、GKのシェイ・ギブンなど、
アイルランドは若手が伸びてきています。
やっぱりロイ・キーンがいないとだめだった、
などといわれることがないように頑張ってほしいものです。
続いてカメルーンに行きましょう。
遅刻常習犯、金銭をめぐるトラブルと随分騒ぎを起こしているチームです。
その辺のところがモチベーションに影響しないかどうかが少し心配です。
ただ、純粋に選手を見てみると、
これはもう惚れ惚れとする素晴らしいチームなんです。
普通アフリカのチームといえばどこもみな身体能力が高いと言われます。
カメルーンも例にもれず身体能力は凄いです。
しかし他とは違いカメルーンの選手にはテクニックや戦術理解があります。
ここ数年アフリカ選手権で勝ちつづけているのもうなずける話です。
システムは3-5-2
ボランチは1枚でトップ下に2人を配置するという攻撃的な布陣をしきます。
まずDFです。
センターに入るカラ・ヌコンゴだけは190cmを超えますが
他のほとんどの選手は背が高くありません。
しかし驚くべき能力でそれをカバーしています。
ジャンプ力、スピードとも凄まじいです。
特に右DFのソングは若くしてキャプテンに選出された逸材ですが、
以前リバプールに所属していた際にチームメートから
オーウェンよりも足が速いと言われていました(驚愕!)
カンナバーロやテュラムじゃないですが、近代サッカーでは
DFこそスピードを要求されるポジションなのだといういい例です。
しかしその反面、チーム全体の守備にはもろさもあります。
一般に言われるように、能力に頼りすぎてるとかいう
ややイージーな分析には賛同しかねますが、
組織的な守備能力などは今一歩かもしれません。
(もちろんハイレベルな話でですが)
MFは語るときりがないのでレギュラー5人のみをざっとあげましょうね。
ジェレミ・ヌジタップ(右ウィングバック)
スピード、キック力とも抜群。
テクニックも高く1人でドリブル突破も仕掛ける。
ピエール・ウォメ(左ウィングバック)
スピード、キック力抜群。
スペースに走りこむ動き、左足の長距離砲に注目
マルク・ヴィヴィアン・フォエ(ボランチ)
大柄だが足技に長けた左利きのボランチ
好守に渡り存在感大
ラウレン・エタメ・マイヤー(右トップ下)
スピードとドリブルが武器
多彩なキックとドリブル突破に注目
サロモン・オレンベ(左トップ下)
左利きのテクニシャン
変幻自在なドリブルとパスが得意
まあみんな凄いと。
全員速くて巧いし、守備にも貢献するので見てても飽きさせない。
文句なくアフリカ最強の中盤です。
FWはご存知エムボマと若手のエトーが組みます。
エムボマは怪我が心配です。
それさえなければ現在アフリカでも最高級のストライカーなので
活躍を期待できます。
エトーはスペインリーガで急成長を遂げている選手です。
やはり例にもれず身体能力が高いのですが
私は彼の「頑張って動く」という感じが好きです。
以上
両チームの簡単な紹介でしたが
アイルランドのサイド攻撃とカメルーンの豪華な中盤。
そのせめぎあいを是非楽しんでください。
さて、あくまでも予定ですが
次回は開幕戦を振り返ってみたいと思います。2002.05.31
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