情報網.net/コラム/au-saga (mitsu ichico ndo)/サッカーの時間5
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連続でお届けします。
サッカーの時間のコーナーです。
今回は久しぶりにプレビューを行います。
今夜の注目カードは、
「ドイツvsアイルランド」です。
アイルランドの見所はカメルーン戦のところでざっと
紹介しましたので、今回は主にドイツを見てみましょう。
ドイツは大会直前になって何人も怪我人を出しました。
特に3人の欠場は大きな穴と見られました。
ノボトニーはDFの中心で、マテウス、ザマー以来のドイツ守備陣の要であり
守備力では先人2人を上回っているといわれた選手です。
ショルはドイツには珍しく細かいドリブルを得意とするゲームメイカーで、
ダイスラーは今回10番を背負う予定だった若手スター選手で、
ロングボールを武器とし、テクニックに優れた選手です。
しかし、そんな逆境にもドイツは底力を発揮してしまいました。
ノボトニー代わりは、若手でザマー2世の呼び声高い
セバスチャン・ケールが有力視されていました。
しかし実際にはボランチのラメロウが入ったようです。
若手を使ってギャンブルをするより
ベテランを重用するのはドイツの常套手段ですね。
それで結果がきちんと出るのでたいしたもんです。
ドイツでは伝統的にボランチがリベロもできるので
こういった非常事態にも対応できてしまうんですね。
強さの秘訣でもあるわけです。
ダイスラーの代わりはシュナイダーが務めました。
さほど派手な選手じゃないですがクロスやFKの精度はダイスラー以上で、
代役としてその働きは充分でした。
そして今回のドイツには目玉が2人います。
一人目はバラックです。
サウジ戦ではショルに代わりトップ下に入りました。
本来はボランチですがトップ下も問題なくできる選手です。
彼は正にベッケンバウアー、マテウス以来の名手になるでしょう。
闘将のイメージがぴったりで
足でも頭でも凄いシュートを持ってます。
パス、ドリブルとなんでもありで、
今季のブンデスリーガではボランチでありながら
得点ランク第2位だったように思います。
もう一人がFWのクローゼです。
スピードを活かしたスペースへの飛び出し、
ダイナミックなヘディング、細かい足技、
観ていて可能性を感じさせる万能型のストライカーです。
今ドイツといえば必ずGKカーンが
代表的な選手としてあげられます。
が、今後世界を引っ張る若手が続々出てきてるんです。
将来が楽しみな国はフランスとイングランドだけではないのです。
対するアイルランド
比較すると、
体力的にはドイツ
個人技もドイツ
組織はアイルランド
スピードもアイルランド
といった感じになりますかねえ。
前評判はドイツやや有利です。
試合の見所はやはり両サイドの攻防でしょう。
ロングボールや中央でのせめぎあいではドイツが有利です。
アイルランドは速いボール回しが必要になります。
サイド攻撃はドイツも得意としているのですが
システムが3-5-2なのでウィングバックが1枚しかいません。
アイルランドがうまくサイドを使い、
特にサイドバックが攻め上がる機会を多く作れば
ドイツのウィングバックが守備に追われ、
試合展開も面白くなるのではないでしょうか。
2002.06.05
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