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au-saga's Colum
サッカーの時間・10

 

久しぶりに連続で出します。
サッカーの時間です。
今回は「ああ、優勝候補」と題しまして、
優勝候補が敗れた試合をいくつか取り上げてみたいと思います。


まず、速報になってしまいますが
「フランスvsデンマーク」0-2

フランスは2点差以上の勝ちが必要という危機的状態で、
相手はデンマークです。デンマークは、
ここ最近何度もフランスと戦い、
特にユーロでは「5-0」とコテンパンにやられた相手です。
フランスにとってはセネガル、ウルグアイと比べ、
最も組しやすい相手であったはずです。
しかし、落ちきったモチベーションは戻らなかったようでした。
世間でいうところの待望のジダン復活となったわけですが、
私は何度も口をすっぱくしていっているように
ジダンが戻ってもどうにかできるものではないんです。
結局は勢いのあるデンマークにやられた形になりました。
アンリが出場停止とはいえ、
最後までトレゼゲの1トップにこだわった頑固さは
どうにかならなかったのでしょうか?
センターバックには私が推奨したテュラム、デサイーのコンビが入りましたが、
残念ながら2点を取られてしまいました。
それも、攻撃に出ざるを得なかった状況ですので止むを得ないのかもしれません。


「イタリアvsクロアチア」1-2

前回3位のクロアチアですが、
今回は弱冠ダークホース的だったかもしれません。
守備の要トゥドールを怪我で欠き、
前回大会の経験者が未だに主力といった具合で
スター選手も不在でした。
同じくあまり期待されていなかったメキシコに負けたときも
まあ、こんなもんかと思わせました。
しかし、あのイタリアを破ってしまったのです。
エクアドル戦を見たときには、
こんなサッカーをやられたらどうしようもないだろう、
と思わせたあのイタリアですから、運が味方したとはいえ凄いことです。
イタリア側にも問題はありますね。
ネスタが怪我をしてマテラッツィを入れてから守備が崩れました。
攻撃側も、勝ってるんだからもう安心という感じで
追加点を取りに行ってませんでしたね。
試合中に最終ラインの選手を変えないほうがいい
とよくいいますが、正にそれだ出た形になりました。
疑惑の判定とかを別にしても、
イタリアとしては他に勝ち方はあったように思います。
でも逆境に強いのがイタリアなんで、まだまだわかりません。


最後に
「アルゼンチンvsイングランド」0-1

私としてはめずらしく、どちらかを応援しながら見た試合でした。
もちろんイングランドを応援しました。
何ででしょうね、別にイングランドが大好きというんじゃないんですよ。
前回大会ではイングランドvsルーマニアでルーマニアを応援しましたしね。
しかし今回のイングランドはチームとして魅力的なのも事実です。
イングランドとしては見せ場は後半の最初までで、
目だって活躍したのはオーウェンだけだったかもしれません。
しかし、個人的には最後のあの懸命の守りが好きでした。
キャンベルとリオは強かった。
アルゼンチンのほうではオルテガのドリブルが目に付きました。
私にとってオルテガとは、もうロナウドなんて比較にならないほど
実に気に食わない選手なのですが、流石に巧いですね。ドリブルだけは。
でも小賢しく動くだけで全然効果的ではありませんでした。
それなら途中から出てきたアイマールの方がドリブルも巧く、
かわしたあとにシュートを打つとかチャンスにはスルーパスを出すとか
はるかに好ましい動きをする選手でした。
皆さんもだまされてはダメです。
オルテガやオコチャのドリブルは目くらましに過ぎないのです。
前回大会でオリセーはオコチャのドリブルについてこう言いました。
「ありゃサーカスだよ」と。
凄そうに見える選手。
でもその凄くなさを見抜く。
これもサッカーの楽しみの一つなのです。

2002.06.11

 

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